階段式保健医学修学システム

階段式保健・医学修学システム

レィテ分校には、生まれ育った町村から推薦を受けた学生達が入学します。学費は自治体や個人・団体・個人からの 奨学金でまかなわれます。学生はまず、助産師資格のコミュニティ・ヘルスワーカーを目指します。月曜日〜木曜日は教室で学び、週の後半はグループ毎に、地域に出かけ、有資格者先輩の指導を受けながら、お産や保健指導、予防接種などのノウハウを実践的に学びます。2年でヘルスワーカーの国家試験を受け、さらに勉強を続けたい学生は、出身地域住民の承認と推薦によって、看護師コースに進みます。その後の保健婦、医師の勉学についても、階段式にステップアップしていくようになります。医師資格を取得するまで、10年近くの勉学期間が必要となります。フィリピン国立大学医学部レイテ分校(SHS)では1976年開校以来、100人を越える医師が育ち、その90%以上がフィリピン起用を国に残り、地域医療を支える役割を果たしています。

(山岡淳一郎/ 論座/ 2007/3)