大鹿中学校生徒会宣言 「私たちは誹謗中傷をしません」
理事長の伊波敏男が講演したことがある大鹿中学校で、生徒会が「私たちは誹謗中傷をしません」宣言をしました。
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以下、大鹿中学校の校長先生から理事長へのメールです。
「伊波さんご夫妻に大鹿歌舞伎秋の公演会に来ていただき、大鹿中でご講演いただいてから1年が経とうとしています。
今年の大鹿歌舞伎公演会は、春、秋の定期公演会はいずれも中止になりました。
本校では、新型コロナ対応で、生徒たちはこれまでのような活動ができない1学期でしたが、先週末には、文化祭(大鹿祭)と大鹿中学校歌舞伎公演会を開催しました。両日とも、新型コロナ対応で、来場者を保護者(家族)と過去2年間の卒業生のみとしましたが、生徒たちは素晴らしい文化祭と歌舞伎公演を創りあげました。
今年の生徒会スローガンは「思い合う」。大鹿祭のテーマも「思い合う」。多くの人権課題を学んできた生徒たちは、一方通行的で上から目線の響きのある「おもいやり」ではなく、双方向を互いを思う「思い合う」というテーマを設定して、これまで地道で誠実な取組をしてきました。
1学期には、新型コロナにかかわる差別事象、誹謗中傷などについて時間を費やして各学級で、または全校で学習を深めました。そのためか、大鹿祭での意見発表、学年発表などは、新型コロナや世の中で起きている多くの差別、偏見の事案について自分たちの考えを表明する場がいくつも見られ、午後の生徒会企画(講演会)では、坂城町在住で長野県ブラインドサッカー協会会長の中沢医さんを招いてお話とブラインドサッカーの体験を行いました。この講演会も「思い合う」ことを考える貴重な機会になり、大鹿祭は、生徒全員、来場者が「思い合う」ことについて考える1日になりました。
大鹿祭の2日前(10月1日)には、全校生徒で考えた「私たちは誹謗中傷をしません」という宣言文(メッセージ)を大鹿村村長へ持っていきました。このときの様子が信濃毎日新聞(信濃毎日新聞様の記事へのリンク)、南信州新聞(南信州新聞様の記事へのリンク)に掲載されたので、添付します。生徒たちのこれまでの活動(学び)の成果をごらんください。そのとき提出した宣言文「私たちは誹謗中傷しません」も添付します。」